入居の準備はどうするの? 身寄りなし生活保護受給中の方
要介護3 80代 男性 身寄りなし 生活保護を受給中
地域包括ケア病棟のソーシャルワーカー様よりご相談いただきました。
私たち愛住まいるは家族に会い、希望や想いを伺いました。
ご相談のきっかけ
急性腎盂腎炎を患い、病院へ入院中の方。身寄りがなく、入院前より岐阜市の生活保護を受給中でした。ソーシャルワーカーが入居先の施設調整をしていましたが、その施設が満床となり受け入れ不可になってしまいます…退院期日も迫っており、緊急で入居できる施設を探してほしいとのことでした。
ご本人様の想い
入居条件や要望を聞くため、病院にてご本人様に会いました。「岐阜市内の施設に行けたらいいなあ。」生活保護を受給している、身寄りもいないというところで贅沢は言えないけれど、長く岐阜市に住んでいたこともあり、市内で入居できる施設を希望されました。
ご本人様の希望に沿うことができるよう、岐阜市内の生活保護を受給している方、身寄りのない方の受け入れ実績がある施設へ問い合わせをしました。
入院中ということもあり、施設見学に行ける状態ではなかったため、愛住まいるが撮影した施設の写真を見せながら施設提案を行いました。
「中の様子を見ることができて安心しました。こちらにお願いします」とその場で入居の意思をくださいました。
愛住まいるが各所と連携をとり、入居準備
ここで課題となったのは、ご本人様は入院中かつ身寄りがいないため、入居に向けての準備をできる人が誰もいないということでした。
そこで、愛住まいる相談員は、病院のソーシャルワーカー、施設の入居担当の方、市役所の生活保護課の方々と施設入居に向けて解決しなければいけないことを一つひとつ確認し、役割分担をしました。
愛住まいる*市役所
- ご本人様が元々暮らしていたアパートの不用品処分の見積もり
- 福祉用具引き上げの立ち合い
- 退去の際の費用確認
愛住まいる*施設
- ご本人様了承のもとアパートにて、入居に必要な衣類や日用品類の選別
愛住まいる*病院*施設*市役所
アパート退去に伴い、- 公共料金の支払い
- 宅食中止の連絡
- 退去後のアパートの鍵の返却
本来は家族が行う入居の準備の全てを病院、施設、市役所と連携を取りながら進めていきました。
ご入居後
入居当日は、愛住まいるの社用車でご本人様と荷物を乗せて施設まで送迎し、無事に入居することができました。
この日までに段取りを組んで進めてきたからこそ、スムーズにご入居ができたのだと思っております。
入居後、施設の方へご本人様の様子を伺うと、他の入居者やスタッフのみなさんとの交流を楽しまれ、施設での生活を満喫されているようでした。
今回のご相談は病院、市役所をはじめ、何より施設の協力を得られなければ実現が難しいものでした。
愛住まいるが間に入るからこそ、支援の幅が広がり、入居までのスピードを短縮することができます。
愛住まいるでは、常に誠実な対応を心掛け、関係各所の方との信頼関係の構築に努めております。