対応事例紹介

年金が月5万円… それでも老人ホーム・介護施設に入りたい

要介護2 70代 女性 年金5万円 老人保健施設入所中

老健の相談員様のご紹介にて、ご親族様よりご相談いただきました

私たち愛住まいるは家族に会い、希望や想いを伺いました。

ご相談のきっかけ

老人保健施設へ入所中の方。退所の期限が迫ってきました。ご本人様を普段から援助しているのはご本人様の兄夫婦です。お二人は70代ということもあり、「今後自宅での介助や援助は難しい…自分たちの生活で精一杯…」という状態でした。そのため、退所後は老人ホーム・介護施設への入居を兄夫婦は望んでおりました。

ご家族様の想い

ご本人様の年金は 月5万円です。当然、老人保健施設への支払いは足りません。足りない分はご高齢の兄夫婦が預貯金から負担している状態で「妹の生活を助けてあげたいけれど、自分たちも今後どのような状態になるか分からない…」と、現実 兄夫婦は自分たちの将来も心配していました。たとえ入居できる施設があったとしても、施設へ支払う入居一時金等まとまったお金が支払えないとのことでした。
ご本人様の年金5万円で入居できる老人ホームは無く、前払いで入居一時金がかからずに月額利用料が後払い…という老人ホームも、兄夫婦のお住まいのエリアでお探しすることができませんでした。エリアを広げたとしても、ご高齢であったため長距離移動の負担もありました。

不安を抱く 公的手続きもサポート

ご本人様の居住環境を聞いたところ、老人保健施設から退所後に戻る自宅は賃貸でおひとり暮らし。預貯金もほとんどないとのことから、老人ホームへ入居したタイミングで生活保護を受けてはいかがかと提案しました。
兄夫婦は「生活保護を受けるという手段は頭になかったです。その権利があるのなら申請したいです。」と言いました。しかし、「申請手続きには何が必要で、どこへ行ってどう話をしたら良いのか…」兄夫婦にとっては、生活保護の申請等、役所の公的な手続きを自分たちだけでやり切れるのかどうか、不安を感じていました。そこで、愛住まいるが事前に、入居可能な老人ホームがある住所の役所へ問い合わせをしておき、生活保護課に提出する必要書類を確認しました。
また、生活保護の申請準備を手伝うため、申請の流れが分かりやすいよう役所手続きの手順表を作成し、当日も役所での申請に同席して兄夫婦をサポートしました。

ご入居後

兄夫婦が不安に思っていた役所の手続きも無事完了して、ご本人様が未来に不安がないよう、老人ホームへの入居を叶えることができました。
予算が少なく、入居する老人ホーム・介護施設を選べないという状況の方は少なくありません。住まいを変えるということは高齢の方には大変負担であり、支える家族にとっても手続き等よく分からなくて不安なことが多いと思います。
私たち愛住まいるでは、入居までの過程の中でご本人様・家族が不安に感じていることを少しでも和らげられるよう、経験豊富な相談員がしっかりとご入居までサポートいたします。​

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